たくさんある仮想通貨・暗号通貨
ビットコイン(BTC)をはじめ、スマートコントラクトなどにも使われるEthereum(イーサリアム・ETH)、取引時間が圧倒的に短いRipple(リップル・XRP)、匿名性を重視したMonero(モネロ・XMR)・ZCASH(ジーキャッシュ・ZEC)・Dash(ダッシュ・DASH)など、暗号通貨は本当にたくさんのコインがライバルのようにひしめいています。
そんな暗号通貨業界では、様々な目的で暗号通貨に期待を寄せている人がいるため、人気もいろいろです。
そんな暗号通貨のランキングの変化について、2015年からのチャートをもとにまとめてみました。
2015年から2017年への人気仮想通貨の変遷
CryptoReachでは、2015年からの仮想通貨の人気の変遷をチャートとして公開しています。
現時点でのランキング変遷はこちらです。
ビットコインは2015年からいちども一位の人気を落とすことなく今日まできています。
2位・3位に関しては、2015年まではLitecoin(ライトコイン・LTC)とRipple(リップル・XRP)とが二強でしたが、 2016年になるとEthereum(イーサリアム・ETH)が2位に食い込んできました。
一時期Monero(モネロ・XMR)と同じく匿名性を高めたDashも3位に浮上しましたが、現在は7位まで後退しています。
Moneroのランキング変遷
Monero(XMR)の変遷のみを抽出したチャートです。
Moneroは2015年に入り、ランキングに登場。2016年前半まで10位前後を上下しています。
ところが2016年9月にはいり、突然ランキングが5位まで浮上しています。
2016年9月の状況については本ブログでも記事にしたのが記憶に新しいです。
その後、暗号通貨の価格が突如数倍に高騰し、たくさんのアルトコインが注目されてきた2017年4月ごろになると、 BitShares(BTS)やIOTA(MIOTA)、Stratis(STRAT)が急伸し、現在Moneroは11位です。
これからの予想
ランキング上位にはBitcoin・Ethereumなど、おなじみの暗号通貨がいる状況はもうしばらく変わらないと思います。
一方、4位以下となってくると、かなり変動はあるのではないかと思います。
特に暗号通貨の使い道が明確にかつ汎用になってきたものほど上位に急伸し、そうでない暗号通貨、つまり用途が曖昧なまま期待がしぼんで行くコインについては、勢いに押されて人気が落ちて行くことは免れないでしょう。
そういった意味では、MoneroはDNMなどの表には出ないものの確実なマーケットもあるのに加え、コインチェックなどでの正式な取り扱いも始まっているので、今後伸びて行く可能性は十分にあると考えられます。
今後の動向にも注視していきたいところです。