MoneroとZcashの特徴比較
Monero(モネロ、単位:XMR)とZcash(ジーキャッシュ、単位:ZEC)は匿名性に特化した通貨です。
2017年7月にはMoneroが時価総額9位、Zcashが15位と約800種類もあると言われている仮想通貨の上位に位置する通貨です。
同じ匿名性でも使用されている技術は、それぞれ異なります。MoneroとZcashの特徴を比較し、理解を深めていきたいと思います。
Zcash - All coins are created equal.
MoneroとZcashの基礎情報
MoneroはMonero Projectにより2014年4月18日にリリースされました。一方ZcashはZECC(The Zerocoin Eledtric Coin Company)から2016年10月28日にリリースされました。Zcashはまだ1年も経っていない比較的新しい通貨です。
Moneroはリング署名という方法で匿名性を実現しており、Zcashはゼロ知識証明という技術で匿名性を確保しています。
MoneroとZcashの匿名性
MoneroはCrypto Nightによるリング署名技術で匿名性を確保します。
Moneroは送金の際、ワンタイムアドレス宛に送信するので、履歴がたどれないようになっています。
また、取引履歴は秘密鍵がない限り閲覧はできません。加えて、取引情報が分かったとしても、誰がどこへ送ったか流通ルート自体は特定できません。
一方Zcashは、ゼロ知識証明という技術をzk-SNARKのアプリを使い実装しています。
Zcashは送信者、受信者、金額を非公開にする事が出来ています。
送信者が支出キー、証明キー、検証キーを使って、いくら送るか、誰に送るかを分からないようにパッケージ(証明書)化します。送信者は証明鍵を使用しており、マイナーは検証鍵でその送信者が作成したパッケージ(証明書)の計算が正しいかどうかを確認します。
不正を防ぐための対策も万全であり、送信者のパッケージ化をする際は、不正に取引を変更されないように、様々な箇所に暗号をリンクさせています。
送信者が作成するパッケージ(証明書)の完成度が高く、取引内容は計算式では分からなくなっています。マイナーはその計算式を正しいかだけを確認するのです。
Zcashは送信者、受信者、金額を非公開にする通貨であることから他の通貨と比較すると匿名性の高い通貨だと考えても良いでしょう。
MoneroとZcashの値動き
Moneroは2014年のリリース後、右肩上がりで上昇をしています。当初は600円~800円を推移し、2017年初期には2000円を超え、2017年6月には6000円を超えました。
現在は少し落ち着き4500円前後を推移しています。
Zcashは2016年10月のリリースと比較的最近リリースされた通貨で、リリース直後の価格は約53万円と高値を付けたのですが、その後急落し4500円~7500円を推移していました。
2017年5月にJPモルガンとの提携の発表により27000円にまで上昇しました。
現在Zcashは20000円前後です。Zcashは値動きが大きく、投資をしたタイミングにより損益は大きく異なるでしょう。
MoneroとZcashの可能性
MoneroとZcashは、アルファベイ(AlphaBay)というダークマーケットのWebサイトで採用されていました。現在、アルファベイは閉鎖されていますが、ダークマーケットは他にもいくつもあり、今後もこのようなWebサイトで採用される可能性は高いでしょう。
また、JPモルガンは、2017年5月にZcashの技術を独自のブロックチェーン「Quorum」に採用することを発表しており、今後の動向に注目したいところです。
MoneroとZcashを入手する方法
MoneroとZcashはいずれも国内取引所のcoincheckで購入することができます。
coincheckはビットコイン以外にも多くの種類の仮想通貨を購入でき、国内でMoneroやZcashに興味がある方にはMustな取引所です。