ビットコインをはじめとする仮想通貨は、ここ数年で大きな注目を浴びています。ビットコインに続く通貨の普及もめざましく、Monero(モネロ)はその中の1つです。
今回は、Monero(モネロ)とビットコインの違いや特徴、そしてそれぞれの取得方法について簡単に紹介したいと思います。
1. Monero(モネロ)とは
Monero(モネロ)とビットコインの違い
ビットコイン | Monero(モネロ) | |
---|---|---|
開始日 | 2009年1月3日 | 2014年4月18日 |
開発者・組織 | Satoshi Nakamoto | Monero Project |
通貨単位 | BTC | XMR |
供給量の上限 | 21,000,000BTC | 上限なし |
アルゴリズム | SHA-256 | CryptoNight |
システム | PoW | PoW |
価格(2017年7月20日現在) | $2,327.52 | $36.50 |
仮想通貨という概念の誕生と同時に開発されたビットコインに比べると、Monero(モネロ)の歴史は浅く時価総額も低いです。注目すべきはCryptoNightを採用している「Bytecoin」というコインのソースコードを元にしているという点です。
CryptoNightは匿名性に特化しており、ビットコインよりも匿名性に優れているとされています。
Monero(モネロ)の大きな特徴
Monero(モネロ)は匿名性の面でビットコインよりも優れているのが特徴です。ビットコインは、公開帳簿式になっており、送金記録が誰でも閲覧可能な状態になっています。
一方、Monero(モネロ)は、リング署名という技術を用いています。閲覧と送金用の二つのアドレスを保有しており、送金を行った際ワンタイムアドレスというアドレスを作り出します。取引の履歴は、ワンタイムアドレスが履歴となるため外部から追うことができません。
Monero(モネロ)の時価総額
仮想通貨の時価総額(Market Cap)は値が大きければ大きいほど、市場規模が大きいという意味になります。時価総額は注目度と捉えてもいいでしょう。
現在、第1位はビットコインで、その時価総額は約4.3兆円です。それに対してMonero(モネロ)の時価総額は605億規模で第9位。ちなみに、第2位のイーサリアムの時価総額は2兆円になっています。
2. Monero(モネロ)の購入方法
Web上の仮想通貨取引所を利用してビットコインやMonero(モネロ)を購入します。
日本の仮想通貨の取引所で使い勝手が良いと評判なのが、「coincheck(コインチェック)」です。
ビットコインやイーサリアム、Monero(モネロ)はもちろん、それ以外の仮想通貨も取り扱っています。
口座を開設し、日本円を入金したら簡単にビットコインやMonero(モネロ)を買うことができます。
3. まとめ
Monero(モネロ)はビットコインやイーサリアムといったメジャーなコインとくらべると、流通量はまだ少ないものの、匿名性が高いという特徴があるため、特定の組織や企業などがシェアを占めるという可能性が高いとも言われています。
今後、どの通貨が伸びていくのかわかりませんが、資産を分散させ、その余剰資金の一部をMonero(モネロ)として所有しておくのも良いでしょう。
Monero(モネロ)を買ってみたいという人は、価格の変動率やチャートも見やすいcoincheck(コインチェック)を利用してみましょう。
4. (おまけ)マイニングで仮想通貨を得る方法
マイニングと呼ばれる、仮想通貨の管理業務を行うことで、直接買うことなく、仮想通貨をその業務の報酬として得ることができます。
マイニングする方法には自分のPCやGPUを使うやり方と、外部のマイニングファームに委託するクラウドマイニングでのやり方に大きく二分されます。
自分のPCやGPUを使うマイニングについてはこちら
外部に委託してマイニングを行うクラウドマイニングについてはこちらにまとめました。
いまマイニングに興味を持っている人が中国をはじめとして世界中で増えているため、オススメはクラウドマイニングのやり方です。実際の採掘量についてもまとめてあるのでご参考ください。