Moneroとは
Monero(XMR/モネロ)は2014年4月18日にリリースされた、匿名性・プライバシー性を重視した仮想通貨です。
取引の送り手や受け手、金額といった情報が全て匿名化・暗号化されており、ビットコインとは違い、第三者から取引を見ることができないような仕組みになっています。
そのMonero公式のウォレットアプリがWindows・Mac・Linux向けにリリースされました。
▼目次
公式Moneroウォレットアプリ
これまでMoneroの公式ウォレットはCLI(コマンドラインインタフェース)と呼ばれる、コマンドを打ち込んで使うものだけが提供されていました。
GUIウォレットと呼ばれる、画面でボタンなどを操作して使うアプリとして一般的な形式はこれまで開発が続けられ、この度晴れてリリースされました。
もちろんハードフォーク後のHelium HydraバージョンのMoneroになっています。
Helium Hydraのハードフォークについてはこちらにまとめてあります。
アプリをダウンロードする
ダウンロードはMoneroの公式サイトからダウンロードが可能です。
https://getmonero.org/downloads/
こちらから、自分の環境に合わせたものをダウンロードします。
『Command-Line Tools Only』と書かれたものは、先述のCLIと呼ばれる、コマンドを入力するタイプなので、その記載がないものをダウンロードしましょう。
アプリを実行する
実行すると、まず言語を選択するウィンドウが出ます。
こういったアプリに珍しく、日本語にも対応しているので、日本語を選択しましょう。
選択が終わるとウォレットを作るか読み込むか選びましょう。
ウォレットの設定が完了すると、デーモンと呼ばれる、データの取得を自動的にやってくれるソフトウェアが立ち上がります。
その後、最初はしばらくデーモンの処理がかかりますが、それが終わるとあとはウォレットの機能を自由に利用できます。
デーモンの処理は初めて起動するときや、久しぶりの起動の際には時間がかかりますが、毎日起動していればすぐに使える状態が保たれるようになっています。
このウォレットアプリはMyMoneroなど、オンラインで公式が準備しているウォレットのデータを取り込むこともできるので、セキュリティ的にもこちらに移行するのがおすすめです。